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Jazz Piano 練習法 (作成中)

 

< はじめに >

 当サークルを立ち上げて進めてゆくうちに、Jazz Pianoを始めたいんだけど、コードもわからないし、どうやって練習したらいいのかがわからない、という声をよく聞きます。よっちもその気持ちはよくわかります。まず何から手をつけたらいいのか、のイメージがわかないんですよね。プロの演奏を聴いても、魔法にしか見えないし、どうやってそんな風に弾けるようになるのか、のプロセスが全くイメージできない。Jazzの理論書なんかを買って、最初の方を開いてはみても、専門用語が多いし、何とか頑張って理解はできたとしても、実際のJazz Pianoの演奏にどう使えばいいのかが、全然わからない。

 と、そんな感じなんじゃないでしょうか。

 

 よっちもJazz Pianoを習い始めてまだ2年弱というところで、人に何かを教えられるほどの知識も技術も持ち合わせていないのですが、この2年弱の中で学んできたことや、自分なりに考えて編み出した練習方法などは、いくつかあります。

 そこでこのHPを使って、できるだけわかりやすく実践的に、よっちが行ってきた練習方法なんか、をUpしてゆこうかと思います。

 

 とは言え、よっちもどうやったら一流のプロや先生のような演奏ができるようになるのか、今もイメージがわかずに日々試行錯誤の連続です。

 ですので、このHPにUpされたJazzPIano理論や練習方法は、未完成で改良の余地があることが前提です。

 それを、サークル練習会の時に、皆で直接話しながら、ブラッシュアップしてゆけたら、いいんじゃないか、とそんな風なコンセプトを思いつきました。

 というわけで、時間のある時に少しずつ、ですが、Updateしてゆこうと思います。

 

 

< Jazz Pianoの練習は外国語の勉強と同じ? >

 Mulgrew MillerというJazz Pianistが、インタビューでJazz Painoの練習は外国語の勉強と同じだよ。と語っていて、妙に納得したことがあります。

 というのも、全ての音符を譜面通りに弾いていくクラシックとは違って、Jazz Pianoはコード譜というとてもアバウトなテーマから、自分自身でJazz風にアレンジしていきます。即興演奏で、神業のようなJazzアレンジをされる演奏家も少なくありません。

 ではこれを、英語、というものに例えてみましょう。

 

 さあ今から、このテーマについてあなたの考えを自由に英語で話してください。 と言われたら。

 英語がペラペラな方は、何も苦労することなく、すぐに思うままに自分の考えを話すことができるでしょう。

 でも、英語が苦手な方は、えーっと主語はコレで、あ、あの単語なんだったかな、時制は過去かな、なんて考えてると、たどたどしくつまりながら、それでもやっぱり変な英語を話すことになるでしょう。

 英語がペラペラな方は、文法も時制も単語も特に意識することなく、思うことが自動的に英文になって出てきているはずです。僕たちが日本語を話すのと同じように。

 Jazzもきっと同じです。Jazzをマスターした人は、自分の思うフレーズを何も意識せずに、自動的にすぐ音やフレーズというspeechにすることができる。

 

 そのように考えていくうちに、Jazzの練習方法は、英語の勉強方法と同じようにすればいいんじゃないか、とよっちは考えるようになりました。

 とは言え、よっちも決して英語が得意なわけではありません。汗) むしろこれまで何度も英会話の勉強に挫折してきた、英会話挫折人間です。w。

 ただ、これまで英語を勉強してきた中で、いくつか自分なりに勉強のコツを見いだせた記憶がありました。

 そこで、それをJazzPianoの練習に当てはめてみようと思いだしたのです。

 

 では、そろそろ具体論に入りましょう。

 

 

< コードは英単語 >

 英語を勉強するに当たって、まず絶対に必要なのが最低限の英単語を覚えることです。知ってる単語の数が少なければ、英語で何もしようがありません。

 でも、中学レベルの英単語を覚えていれば、カッコいいスピーチまではできなくても、とりあえずのコミュニケーションくらいは何とかできます。

 

 Jazzの練習で言えば、英単語はコードに当たります。最低でもメジャー、セブンス、マイナーセブン、メジャーセブンス、このあたりのコードは覚えないと、Jazzの練習を始めることすらママなりません。

 ただ、英単語を覚えるのと同じように、コードを覚えることは苦行以外の何物でもありません。笑。

 では、どうやって覚えていくのが、実践的で効率的なのか。

 

 よっちが考えた方法はコチラの方法です。

 実践的に使えるコードの押さえ方を覚えるために、

 オープンボイシングを使ったⅡm7-Ⅴ7-Ⅰ△7 のコード進行を、全てのキーで弾けるように覚えていく方法です。

 

 1つは筋トレ感覚でひたすらこの方法でコードを覚えていく。慣れてきたら音で覚えてしまって構いません。それが体で覚えるという感覚につながっていくはずです。

 でも、こればっかりじゃ飽きてくるし、もっとメロディーと一緒に気持ち良く覚えたい。

 というわけで、筋トレと同時進行で、実際のコード譜を使って覚えていく練習もしましょう。

 これは、長文を読みながらわからない単語が出てきたら覚える、という英単語暗記法に当たります。

 実際、よっちも単語帳での筋トレ暗記と長文からの単語暗記を並行して行うことで、劇的に英単語を覚えていけた経験があります。

 

 コード譜でコードを覚えていく、具体的な方法はコチラで。

 

 

< 文法はJazz理論 >

 日本語を話す時に、いちいち文法を意識しないように、Jazzもマスターしてしまえば理論なんか意識せずに演奏できるようになる、といいます。

 Bill Evansがそう言ってたので、間違いないはずです。笑。

 

 でも、意識しないんだったら、そもそも理論なんて勉強する意味ないんじゃないの?だって、あるじゃん。英会話でも文法なんていらない。赤ちゃんが英語を話す時に文法なんて習ったこともないはず。ただ英語を湯水のように聴いてるだけで自然と口から英語が飛び出てくるようになるのが本当の英語の勉強方法なんです、なんてうたい文句のSpeed ○eraningとかいうやつ。

 と、そんなことを思いませんか??

 

 よっちの今のところの結論ですが、あの宣伝は嘘です。赤ちゃんはそもそも脳の構造が大人と異なるので、大人が赤ちゃんと同じ方法で英語を勉強してもマスターできないはずです。大人が外国語を覚えるには、やっぱり文法というツールを一度経由した方が近道です。それがいつの間にか体に染みついてきて、いつしか文法を意識せずに話せるようになる、というステップの方が近道だと思います。

 と言うわけで、スケールにテンションに、とキリがなさそうですが、Jazz理論もやっぱり何となくでも理解してゆく方がいいと思っています。

 

 とは言っても、難しいことは・・・。というところがありますし、何しろ、学んだ文法をどうやって実際の演奏に生かすか。ココが一番難しいところだと思います。

 ですので、できるだけシンプルに、かつ実践的に。よっちの知っている範囲の、Jazz理論とその実践化練習方法をUpしたいと思います。

 それぞれの説明、練習方法は以下のリンクを参照してください。

 

 ● テンション

 ● 裏コード

 ● レフトハンドボイシング

 

< Improvisationは即興スピーチ >

 Jazzをマスターするにあたっての最終目標は、ココにある人が多いんじゃないでしょうか?

 自分の思いを自由にアドリブ演奏で表現できたら、どれだけ素敵だろうと。

 さらにはセッションで他の楽器と掛け合いなんかしながら、どんどん盛り上がっていけたら。

 

 これは、英語で言えば、即興スピーチや会話に当たるでしょう。

 スピーチを瞬時に即興で行うには、英単語、文法、フレーズをたくさん体で覚えておくことが必要になってくるはずです。

 まずは即興ソロの練習の手始めとして、知っておけば役に立つ幅の大きいんじゃないか、と思ったことについて、説明します。

 

 ● 即興ソロ(概論編)

 ● 即興ソロ(ドミナント7)

 

 では、こんな風な理論の理解と練習を重ねるだけで、よいスピーチができるのか?

 というと単純にそういう訳ではありません。

 スピーチを行うなら、やっぱり起承転結というような、文脈の流れがある方が、説得力を増すスピーチとなります。

 つまり、魅力的な即興スピーチをするには、スピーチ全体の構造や流れもイメージしておく必要が出てきます。

 

 しかし、Jazz Improvisationにおける文脈、起承転結の作り方。この辺りになると、かなり高度な話です。

 正直よっちの手に負えない範囲ではあるのですが。1つだけ。

 日本語のスピーチを考えた時、即興スピーチが上手な人もいれば、苦手な人もいます。

 よっちも正直スピーチは苦手な人間ですが、ただスピーチも練習すれば上達する、というのが、今のよっちの考えです。

 就職活動や面接なんか、でそういう訓練をしますよね。面接の訓練は、スピーチの訓練とも言えます。

 同じように、Jazz Improvisationの文脈、構成を考えるのも、訓練で上達できるんじゃないか、と今のところ信じています。

 

 

<  最後に >

 もともとよっちは、英語の勉強が苦手で、中学生時代は落ちこぼれのクラスに入っていました。

 高校生になって、これはマズイな、と思い頑張って英語を勉強するようになって、自分の英語の勉強方法にBreak throughを感じたことがあります。

 

 1つは、完璧主義にならないこと。です。

 完璧に英単語を覚えてないと次には進まない。なんて方法で、最初は英単語暗記に取り組んでいましたが、コレいつまでたっても前に進まないんです。笑。

 明日忘れちゃってもいいや、とりあえずこの5分だけでも覚えてたらOK。くらいな感覚で、とりあえず次に進む。

 どうせ、何回も同じことをやることになるんです。w。

 

 もう1つは、練習方法を1種類に限らないようにして、できるだけたくさんの角度から並行して練習すること。です。

 英語の勉強をする時、英単語ばっかり1ヶ月も2ヵ月もやって、長文読解やリスニングをやらずにいても、英語の上達はありません。

 逆に知らない単語ばかり出てくる長文読解ばかりやってても、なかなか上達しません。

 英単語も長文もリスニングも英作文も毎日ちょっとずつする。これは言い方を代えると、いろんな視点・角度から訓練を行うことになります。

 Jazz Pianoも同じだと思います。

 コード暗記、コード実践化、フレーズ耳コピ、フレーズ実践化、スケール暗記、スケール実践化、スタンダード曲のJazzアレンジ。

 ま、正直毎日コレ全種類は無理なので、毎日とは言わなくても、できるだけ同時進行で、これらの訓練をしていく。

 そういう方法がいいのかな、と。

 

 と、ひつこいぐらい、Jazzを英語に例えて、当てはめてきましたが、いかがでしょうか。笑。

 あくまでココに書いたJazzの考え方や練習方法は、まだまだJazzPiano歴の浅いペーペーが書いたもので、もっともっと深い考えや効率のいい練習法があるんだと思います。ですので、今後も試行錯誤を繰り返していくつもりですし、他のサークルメンバーの方々のご意見やアイディアも聞きたいと思います。 

 皆さんで考えながら、一緒に上達していきましょう。

 いつの日か、JazzPianoで会話できる日を目指して。笑。

 

 

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